國本 昌嗣 くにもと しょうじ
1967年・昭和42年5月に京都四条堀川に程近い染物屋の三男として生まれる。
少年期は専ら古典・小説の類を沈読し洛中を散策する事良しとする。
東本願寺のお堀で鮒釣りをしたのは良い思い出、「釣りをしてはいけません」と告知されていたにもかかわらず・・・
初恋に敗れた中学生時代は将棋に目覚め、烏丸だったか「南口繁一八段」の教室に通うも年下にコテンパンにやられ3年後放棄。
お師匠に「3級程度」とありがたい言葉を頂く。
高校から播磨の国で就学、暴力とひどい寮生活を送るも何とか卒業、良い経験だったかも。
十八歳の春、風呂敷包み一つで江戸へ行き洋裁を学び当時流行の仕立て屋にならんと志すがあえなく挫折、二年努めた奉公先に暇を頂きその足で渡仏する。
確か平成元年の晩秋、朝靄のドゴール空港に降り立つ。
以来大工の真似事や商店で見習い業、ブリュッセルで皿洗い等多くの職を経て1998年「ミニバス・駝鳥便」社創立。
フランス人配偶者に離縁を申し渡されたり、失敗の多い人生ながら3人の息子の父、現在に至る。
趣味はルアー釣り、仕事のない日は近所の野池に良く行きます。